評価点=4点

・評価基準
5点…何回見も観たい、DVD買い確定
4点…映画館で観る価値有り
3点…DVDになるまで待っていいかも
2点…ちょっと時間無駄にしたかも
1点…終始退屈

※以下ネタばれ










『ストーリー』…ひょんなことから、高校で人気No1の夏希先輩からバイトを頼まれる主人公健二。長野の実家陣内家まで来てみると、そのバイトは夏希の恋人役を演じることだった。その夜、陣内家のつまはじき者侘助が10年ぶりに戻ってきた。その侘助は夏希の初恋の人物で、健二そっちのけで侘助に付きまとう夏希。そんな夏希を見て、意気消沈する健二だったが、その夜届いた一通のメールに夢中になる。それは、もう一つの世界であるネット上の仮想現実「OZ」のセキリティコードの暗号だった。数学オリンピックの出場は逃したものの、数学には自信のある健二はその暗号を解く。次の日から事件が始まっていく。
現実と密接した「OZ」のセキリティコードが解除されたことで、混乱していく現実世界。こんな事態を引き起こしたのは、侘助の開発した人工知能「LOVEマシーン」だった。「LOVEマシーン」の暴走により現実世界の混乱は増していく。そんな事態に陣内家当主の栄はその人脈を活かし、関係各省に働きかけ事態の収拾のため手を尽くす。そんな甲斐もあって事態は一端の収束を見せる。
その後、「LOVEマシーン」の開発者が侘助だということや、アメリカ軍の実証実験として「LOVEマシーン」が運用されていることが侘助の口から明らかになる。それを知った栄は侘助を家から追い出す。明くる日騒々しさに目を覚ます健二だが、その原因は栄の死だった。家族の必死の蘇生作業も虚しく息を引き取る栄。「OZ」の混乱で栄の容態の情報が届かなかったのだ。
それをきっかけに陣内家と健二は、「LOVEマシーン」と戦うことを決め、最後は夏希が一族のアバターを賭けての花札勝負を挑む。順調に勝ち続けた夏希だったが、ミスによって多くの掛け金(アバター)を失ってしまい、ゲームオーバーとなりそうなとき、世界中の人たちが自ら掛け金として名乗りを挙げてくれる。それによって「LOVEマシーン」を倒すことに成功する。その後、健二の最後の戦いに勝利することで、陣内家と健二は世界を救ったのだ。

『話の構成』…2時間という限られた時間内で、主人公健二以外のキャラクターに見せ場があり、退屈しなかった。
事態の収拾に手を尽くす栄、格闘ゲームチャンピオンカズマ、みんなのアバターを背負って花札で戦う夏希、暗号解読の健二、そして大家族の皆様w
ネット上の出来事とは別に進む、甲子園で勝ち進んでいく家族の一人(名前忘れたw)を平行して描いているのも非常によかった。ネットの発達で希薄になりつつある生身のコミニケーションだったり、家族との関係みたいなものを暗に対比していてよかった。
栄の死後語られる遺言が秀逸。是非劇場で感じてみてください。


『コメント』…見終わった後、実に爽やかな気分にさせてくれる作品です。また、家族の温かさを感じさせてくれるとても良い作品です。
あ~実家帰ろうかなw

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